マージ・イマージュ

丸岡 舞Maruoka Mai

高校卒業後に化粧品メーカーへ入社。美容部員として6年間勤めた後、出張エステを独立開業。同時にネイルの学校へ入学し、まつ毛パーマとエクステの技術も修得。2003年、結婚・妊娠のタイミングで自宅サロンをオープン。2013年、離婚を機にサロンを移転し、『マージ・イマージュ』の名前で再オープン。その後、オリジナルメニュー「美まつ毛リフト®」「アイエステ®」を開発(商標登録)。“目元改善特化サロン”をコンセプトに、店舗展開を目指している。

“小さな挑戦”を続けて未来へ!変わることは、幸せになること。

エステティシャンの経験を活かして、自宅サロン開業。

高卒で入社した化粧品メーカーで美容部員としてエステやメイク業務を担当し、6年後に独立。出張エステをスタートさせる。「業務がしんどくて会社を辞めてしまったのですが、母から『それだけの腕があるのにもったいない、独立したら?』と勧められて。友人や親戚の家まで出向いて施術を行うようになったんです」
ちょうどその頃、人気モデルの間で流行っていたロングネイルに興味を持った。「私もやってみたいと思い、働きながらネイルの学校に通うことにしました。私が受講したコースは、まつ毛パーマとエクステの授業もセットになっていて。この時の学びが、今の“目元改善特化サロン”の原点です」
その後、結婚・妊娠のタイミングで家を購入し、2003年に自宅サロンをオープン。「家の看板を見て、ご近所さんが続々と来てくれました。子育てしながら働けるのは、自宅サロンのメリットですね」

何かを変えなきゃ、というタイミングでSPCと出会った。

10年間、自宅でサロンを続けたが、離婚を機に移転。2013年、『マージ・イマージュ』の名称でサロンを再オープンした。「移転して5年が経った頃、お世話になっていた知り合いのサロンオーナーの方からSPCを勧められたんです。『経営者って孤独でしょう。私はSPCに入って救われたのよ』と。私自身、特に孤独を感じていたわけではなかったのですが、漠然と何かを変えなきゃいけないと考えていたタイミングでした」
これまで、育児休暇も返上してがむしゃらにサロンを運営してきた。お店は予約が取れないほど繁盛していたが、単価が低いこともあり、売上にはそこまで反映されていなかった。
「私は団体行動が苦手で、組織に所属するなんて考えたこともなかったんです。でも、行動しなきゃ何も変わらない。そう考えて、チャレンジすることにしました。嫌なら退会すればいいか、みたいな気持ちもどこかにあったと思います」
こうして2018年、SPCに入会。

経営者たちの体験談と売上報告がモチベーションに!

「入会した当初は、定例会議や勉強会の意味すらわからなかったので、とにかく必死でしたが、そのうちメンバーさんと話をするのが楽しくなってきたんです。知っている方が所属していたこともあって、みなさん本当によくしてくださいましたし」
サロンを1日休業して会議に参加するのも、初めは抵抗があった。少ない売上がさらに少なくなってしまう不安と戦いながら、少しずつその環境に慣れていった。「SPCに入ってよかったことは、同じ立場の経営者たちと話したり、リアルな経験談を聞いたりして、自分に当てはめて考えられるようになったこと。自分の考え方が変わって、先輩方のアドバイスを素直に受け入れるようになった。そこから売上も伸びていきました」
所属する神奈川統括本部では、月に1回、グループLINEで売上を報告し合う。中には異次元の数字を叩き出すやり手の経営者もいた。「私も経営者として恥ずかしくない売上を堂々と報告できるようになりたい。そんな思いから、まずは月100万円を目標に売上アップの施策を真剣に考えるようになりました」

「お客様を信じなさい」先輩方に支えられ、売上目標を達成!

売上を伸ばすために、まずは新メニューの開発を行った。「エステの美肌メニューは、マスクの影響で肌荒れやニキビに悩む方に大好評でした。オリジナルのまつ毛パーマも好評でしたが、大きかったのはマグネシェイパー(高密度焦点式電磁波・HI-EM理論を利用した技術)という痩身マシーンを導入したこと。なんと、これだけで売上が20〜30%もアップしました」
二つ目の施策として、既存メニューの単価を上げた。「正直、単価アップは躊躇しましたね。お客様はなんて思うだろうって。迷っていたら、先輩方が『大丈夫!お客さんを信じなさい。それで来なくなるなら、それでいいじゃない』と、背中を推してくださったんです」
結果的に、SPCに入会してから約3ヶ月で売上100万を達成。そこからはコンスタントに100万を売り上げるようになった。「ある日、『なぜ目標が達成できたかわかる?』って先輩に聞かれたんです。答えられずにいたら『それは、あなたが目標を決めたからよ』と。目標がなければ頑張れない。あたりまえなんですけど、深いなと思いました」

2つのメニューで商標取得!サロンコンセプトが誕生

“目元改善特化サロン”がお店のコンセプトとして定着するきっかけとなったのは、目元エステを始めたこと。「ある先輩から目元の施術を教えていただいたんです。まぶたのたるみ改善という訴求で、今はそれを一番の売りにしてやっています。先輩は『私に何も返そうと思わなくていいの。あなたが成長することが私への恩返しだから。あなたが、同じように他の人に教えてあげられるようになればいいのよ』と言ってくださって。もう感謝しかないです」
目元エステは、「アイエステ®️」という名前で商標を取得。さらに、オリジナルのまつ毛パーマは「美まつ毛リフト®️」という名前で商標を取得。「商標を取った方がいいよ、と提案してくれたのは、SPCに誘ってくれたサロン経営の先輩です。商標登録に精通した方を紹介してくださって、その方を通じて取得したんです」

“小さな挑戦”の継続が、みんなの幸せにつながると確信!

「SPCには尊敬できる先輩方がたくさんいらっしゃるので、学ぶことだらけです。一人では思いつかないことを、もうすでに実践している方がいる。経営者として悩むことも先輩方は経験済み。何をやるにも、近道なんです。みなさんから情報がもらえるから、それだけでもSPCにいる価値があります」
今後の目標は、店舗を増やすこと。「私自身、大人数を仕切るようなタイプではないので、お店の規模を大きくするのではなく、再現性があってしっかり売上が見込める小さな店舗をいくつか持ちたいなと思っています。スタッフや運営陣のお給料がちゃんと支払えるような体制づくりをしたいんです」
現状維持でいい、変わることを恐れていた過去がある。「でも、将来的にも安定して幸せに生きていきたいし、関わってくれる人たちも幸せに生きてほしい。そう考えるようになってから、苦手なことも未来のために率先して取り組もうって決めたんです。実際、現状維持って難しいじゃないですか。時代もどんどん変わっていくし。変わることが未来の幸せにつながると思っています」
小さな挑戦を続けることが、みんなの幸せにつながる。覚悟を決めたその瞳は、確かな未来を見つめていた。

INTERVIEW DATA

会社名
マージ イマージュ
代表
丸岡 舞
創業
2013年2月
店舗数
1店舗
スタッフ数
3名
本社所在地
神奈川県横浜市泉区中田南3-6-2
ベルメゾン渥美201
URL
https://margie-image.com