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スタイリングコレクション2024 東日本大会開催

東日本最大級の理美容師イベント

世界最大の理美容室団体である「SPC GLOBAL」が主催する『STYLING COLLECTION』は、
2024年「東日本大会」として4エリア合同で開催します。

合同エリアは下記となります。
・東北エリア(青森・秋田・岩手・山形・宮城)
・中央エリア(東京・千葉・埼玉・神奈川)
・関越エリア(群馬・新潟)
・中部エリア(長野・山梨・岐阜)
最前線で活躍する美容師たちが技術とプライドをかけて競い合います。

公式サイトはこちら

STYLING COLLECTION2024 東日本大会
2024年8月27日(火)
横浜武道館


エントリー期間
2024年5月15日 PM12:00 〜 5月29日 PM12:00
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9−10
参加資格:現役の理美容師、理美容経験者
(※主催であるSPC GLOBALに加盟していないサロンの方でも参加できます)

有限会社ベルファミリー

鈴木 尋子Suzuki Chikako

大学卒業後、母が経営する美容室へ入社。働きながら通信制の美容師専門学校へ通い、美容師免許を取得。30歳でイタリアへ留学し、帰国後に新店舗をオープンさせる。2011年、イタリア人男性と結婚。ミラノ店のオープンと同時に、イタリアへ移住。コロナ禍に帰国し、統括マネージャーとして人事・教育・集客・接客とあらゆる領域で精力的に活動している。現在、国内13店舗・海外2店舗でベルファミリーグループのサロンを展開中。

お客様もスタッフも楽しく明るく。“ハッピーの連鎖”は世界を救う!

体育教員の夢を断念し、母と同じ美容師の道へ。

体育教員を目指して体育大学に入学したが、生涯働ける仕事がしたいと考えるようになり、美容師の道を選んだ。「SPCでがんばっている母の姿をずっと見てきたので、美容師なら一生楽しく働けると思ったのです」
大学卒業後、母が経営する美容室『ファンタスティックサム(現Pure 狭山店)』で働きながら通信制の美容専門学校に通い、美容師免許を取得した。「人生100年時代に、好きなこと・楽しいことを仕事にできていることがうれしくて。美容師になって良かったと改めて感じましたね」

留学先で夫ニコラと出会い、新店舗を次々にオープン!

30歳の時、イタリア・フィレンツェへ留学。留学の目的は、海外に店舗を出したかったから。これは、大学時代からの夢でもあった。「留学先は当初ニューヨークの予定だったのですが、一度出張に行った際に現地を見て諦めました。街が完成されすぎていたんです。ヘアサロンもたくさんあるし、新たに店舗を出すのは少しハードルが高いかなと思ってしまって。ヨーロッパならイタリアかなと、直感で決めました。食べ物もおいしいですしね(笑)」
1年半をフィレンツェで過ごし、帰国後に『PRIMO 狭山店』をオープン。白を基調にしたイタリアンライクな内装にこだわった。「PRIMOはイタリア語で“一番”という意味があります。地域で一番の美容室になる、という意気込みでスタートしました」
2011年、留学先で知り合ったイタリア人男性・ニコラと結婚。「ちょうど東日本大震災が起こった年です。日本中のマインドが落ち込んでいる中、上を向いてがんばろうと夫と励まし合いました」
その後、イタリア・ミラノに念願の海外店舗をオープン。夫と共にイタリアへ移住し、コロナ禍の2020年に帰国のち、日本にて新たなブランド「Felice&spa ドライヘッドスパ専門店 Dormoドルモ」を2店舗オープンさせる。

SPCとの深い縁に導かれて入会。急速に店舗数を拡大!

SPCに入会したのは、2012年のこと。「母が古くから正会員として活動していて、私も室長やメンバーさんと面識があったので、家族会員での入会は自然な流れだったように思います。実は、母が若い頃勤めていた美容室がSPC関係者(元理事長)のお店で、後にその店舗を譲っていただいて独立したという経緯があるんです。だから、今のベルファミリーグループがあるのはSPCのおかげなんですよ」
入会後は、新人研修やセミナーで美容師としての知識や技術を磨いた。どちらかというと体育会系の組織体制に最初は少し戸惑ったが、体育大学出身の自身のスタンスには合致した。「SPCには厳しくも心ある先輩方がたくさんいて、教えていただいたことを素直に受け止めて実践すれば必ず売上アップにつながります。何よりも、室長の理念や姿勢がすばらしくて、言われた言葉がスッと心に入ってくるんです。いろんな意味で、私を成長させてくれた方ですね」
こうしてベルファミリーグループは急速に店舗数を増やし、すべての店舗で売上を伸ばしていった。

トップがいなくてもサロンが回る“4班制システム”を導入。

店舗数拡大の要となったのは、SPC第17代理事長・松薗芳子が考案した“4班制システム”だ。これは、美容室を組織として機能させる仕組みである。

①動員班(attack is money):客の動員のためWEB、SNSで集客をかける役割
②接客班(smile is money):技術とサービスで客をもてなす役割
③教育班(time is money):美容技術の向上を図る役割
④材料班(save is money):必要な材料を調達する役割

新人は適性を見たうえで4班のいずれかに配属。各サロンの店長も4つの班に分かれ、店長会議で班ごとに向上を図っていく。新人のうちから役割を与えることで、1人ひとりの責任感や自覚を養うことができ、スタッフの定着率やサロンのクオリティアップに絶大な効果をあげられるというものだ。「店舗の立ち上げから運営まで、ほとんどの領域を任されていた統括マネージャーの立場から、トップがいなくてもサロンが回る4班制を活用できたことは本当に大きかったですね」

“お客様がまた来たくなるサロンづくり”が成功の鍵だった!

もちろん、店舗を増やすことに成功したのは4班制導入だけが要因ではない。「私たちは常に、“お客様がまた来たくなるサロンづくり”を徹底しています。たとえば、新規のお客様が来店した際にはスタッフ全員でお声がけをしたり、次回予約で30%OFFにしたり。お客様にとって、楽しく心地いい空間を作り出すことが重要だと考えています。お客様が笑顔になれば、スタッフも嬉しくなる。ハッピーが連鎖していくんです」
ベルファミリーグループの理念には、“共に育ち、共に豊かに、共に幸福を 〜より多くの人々と〜”という言葉がある。「イタリア語で言うと『Crescere insieme stare bene insieme essere felice insieme con tutti(エッセレフェリチェインシエメ スターレットベーネインシエメ エッセレフェリチェインインシエメ コントゥティ)』。いい言葉でしょう」
母が一人でやっていた頃から、その理念は変わっていない。

これからも、世界中の人々をニコニコ・ワクワクにしたい。

フィフティーフィフティーの理美容の世界は、魔法の鏡のようなもの。鏡の一面は経営者、もう一面はスタッフだという。「鏡の中には美容室の成長と利益が映ります。中央には“フィフティーフィフティー”と書かれていて、経営者とスタッフが収益を公平に分け合うポイントになります。経営者はサロンを繁栄させ、スタッフは魔法の手さばきでお客様を美しく変身させる。この時“フィフティーフィフティー”は魔法のラインで結ばれ、収益が均等に分かれます。均等な収益の分配は、経営者とスタッフの間に信頼とモチベーションを育む魔法の要素なんです。経営者はサロンの成功を享受し、スタッフは美容師としての仕事に情熱を注ぎ、お客様は魔法のサイクルによって美しさと自信を手に入れる。協力と公平さが利益を生み出すことでサロンは繁栄し、スタッフはワクワク感を抱き、美しい魔法が続いていく。私はそう考えています」
そんな彼女の座右の銘は、“世界中の人をニコニコ・ワクワクにすること”。日本に、海外に、ハッピーの連鎖を起こすベルファミリーグループの躍進はまだまだ終わらない。

INTERVIEW DATA

会社名
有限会社ベルファミリー
代表
上田 秀文
創業
1998年4月
店舗数
12店舗
スタッフ数
88名
本社所在地
埼玉県狭山市富士見1-1-7 丸喜ビル4F
URL
https://pure-hp.com

マージ・イマージュ

丸岡 舞Maruoka Mai

高校卒業後に化粧品メーカーへ入社。美容部員として6年間勤めた後、出張エステを独立開業。同時にネイルの学校へ入学し、まつ毛パーマとエクステの技術も修得。2003年、結婚・妊娠のタイミングで自宅サロンをオープン。2013年、離婚を機にサロンを移転し、『マージ・イマージュ』の名前で再オープン。その後、オリジナルメニュー「美まつ毛リフト®」「アイエステ®」を開発(商標登録)。“目元改善特化サロン”をコンセプトに、店舗展開を目指している。

“小さな挑戦”を続けて未来へ!変わることは、幸せになること。

エステティシャンの経験を活かして、自宅サロン開業。

高卒で入社した化粧品メーカーで美容部員としてエステやメイク業務を担当し、6年後に独立。出張エステをスタートさせる。「業務がしんどくて会社を辞めてしまったのですが、母から『それだけの腕があるのにもったいない、独立したら?』と勧められて。友人や親戚の家まで出向いて施術を行うようになったんです」
ちょうどその頃、人気モデルの間で流行っていたロングネイルに興味を持った。「私もやってみたいと思い、働きながらネイルの学校に通うことにしました。私が受講したコースは、まつ毛パーマとエクステの授業もセットになっていて。この時の学びが、今の“目元改善特化サロン”の原点です」
その後、結婚・妊娠のタイミングで家を購入し、2003年に自宅サロンをオープン。「家の看板を見て、ご近所さんが続々と来てくれました。子育てしながら働けるのは、自宅サロンのメリットですね」

何かを変えなきゃ、というタイミングでSPCと出会った。

10年間、自宅でサロンを続けたが、離婚を機に移転。2013年、『マージ・イマージュ』の名称でサロンを再オープンした。「移転して5年が経った頃、お世話になっていた知り合いのサロンオーナーの方からSPCを勧められたんです。『経営者って孤独でしょう。私はSPCに入って救われたのよ』と。私自身、特に孤独を感じていたわけではなかったのですが、漠然と何かを変えなきゃいけないと考えていたタイミングでした」
これまで、育児休暇も返上してがむしゃらにサロンを運営してきた。お店は予約が取れないほど繁盛していたが、単価が低いこともあり、売上にはそこまで反映されていなかった。
「私は団体行動が苦手で、組織に所属するなんて考えたこともなかったんです。でも、行動しなきゃ何も変わらない。そう考えて、チャレンジすることにしました。嫌なら退会すればいいか、みたいな気持ちもどこかにあったと思います」
こうして2018年、SPCに入会。

経営者たちの体験談と売上報告がモチベーションに!

「入会した当初は、定例会議や勉強会の意味すらわからなかったので、とにかく必死でしたが、そのうちメンバーさんと話をするのが楽しくなってきたんです。知っている方が所属していたこともあって、みなさん本当によくしてくださいましたし」
サロンを1日休業して会議に参加するのも、初めは抵抗があった。少ない売上がさらに少なくなってしまう不安と戦いながら、少しずつその環境に慣れていった。「SPCに入ってよかったことは、同じ立場の経営者たちと話したり、リアルな経験談を聞いたりして、自分に当てはめて考えられるようになったこと。自分の考え方が変わって、先輩方のアドバイスを素直に受け入れるようになった。そこから売上も伸びていきました」
所属する神奈川統括本部では、月に1回、グループLINEで売上を報告し合う。中には異次元の数字を叩き出すやり手の経営者もいた。「私も経営者として恥ずかしくない売上を堂々と報告できるようになりたい。そんな思いから、まずは月100万円を目標に売上アップの施策を真剣に考えるようになりました」

「お客様を信じなさい」先輩方に支えられ、売上目標を達成!

売上を伸ばすために、まずは新メニューの開発を行った。「エステの美肌メニューは、マスクの影響で肌荒れやニキビに悩む方に大好評でした。オリジナルのまつ毛パーマも好評でしたが、大きかったのはマグネシェイパー(高密度焦点式電磁波・HI-EM理論を利用した技術)という痩身マシーンを導入したこと。なんと、これだけで売上が20〜30%もアップしました」
二つ目の施策として、既存メニューの単価を上げた。「正直、単価アップは躊躇しましたね。お客様はなんて思うだろうって。迷っていたら、先輩方が『大丈夫!お客さんを信じなさい。それで来なくなるなら、それでいいじゃない』と、背中を推してくださったんです」
結果的に、SPCに入会してから約3ヶ月で売上100万を達成。そこからはコンスタントに100万を売り上げるようになった。「ある日、『なぜ目標が達成できたかわかる?』って先輩に聞かれたんです。答えられずにいたら『それは、あなたが目標を決めたからよ』と。目標がなければ頑張れない。あたりまえなんですけど、深いなと思いました」

2つのメニューで商標取得!サロンコンセプトが誕生

“目元改善特化サロン”がお店のコンセプトとして定着するきっかけとなったのは、目元エステを始めたこと。「ある先輩から目元の施術を教えていただいたんです。まぶたのたるみ改善という訴求で、今はそれを一番の売りにしてやっています。先輩は『私に何も返そうと思わなくていいの。あなたが成長することが私への恩返しだから。あなたが、同じように他の人に教えてあげられるようになればいいのよ』と言ってくださって。もう感謝しかないです」
目元エステは、「アイエステ®️」という名前で商標を取得。さらに、オリジナルのまつ毛パーマは「美まつ毛リフト®️」という名前で商標を取得。「商標を取った方がいいよ、と提案してくれたのは、SPCに誘ってくれたサロン経営の先輩です。商標登録に精通した方を紹介してくださって、その方を通じて取得したんです」

“小さな挑戦”の継続が、みんなの幸せにつながると確信!

「SPCには尊敬できる先輩方がたくさんいらっしゃるので、学ぶことだらけです。一人では思いつかないことを、もうすでに実践している方がいる。経営者として悩むことも先輩方は経験済み。何をやるにも、近道なんです。みなさんから情報がもらえるから、それだけでもSPCにいる価値があります」
今後の目標は、店舗を増やすこと。「私自身、大人数を仕切るようなタイプではないので、お店の規模を大きくするのではなく、再現性があってしっかり売上が見込める小さな店舗をいくつか持ちたいなと思っています。スタッフや運営陣のお給料がちゃんと支払えるような体制づくりをしたいんです」
現状維持でいい、変わることを恐れていた過去がある。「でも、将来的にも安定して幸せに生きていきたいし、関わってくれる人たちも幸せに生きてほしい。そう考えるようになってから、苦手なことも未来のために率先して取り組もうって決めたんです。実際、現状維持って難しいじゃないですか。時代もどんどん変わっていくし。変わることが未来の幸せにつながると思っています」
小さな挑戦を続けることが、みんなの幸せにつながる。覚悟を決めたその瞳は、確かな未来を見つめていた。

INTERVIEW DATA

会社名
マージ イマージュ
代表
丸岡 舞
創業
2013年2月
店舗数
1店舗
スタッフ数
3名
本社所在地
神奈川県横浜市泉区中田南3-6-2
ベルメゾン渥美201
URL
https://margie-image.com